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労働組合 岡山マスカットユニオン

岡山地方最低賃金審議会に異議申し立て


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  マスカットユニオンは8月20日、岡山地方最低賃金審議会の答申に異議申し立てをしました。
  審議に時間をつくしていない問題にくわえ、最低賃金ギリギリの募集が最近とても多いことなどを訴えました。
  労働者階級が人間らしい生活をするために、団結して最低賃金時給1500円以上を勝ち取りましょう!

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岡山労働局長 谷中善典殿                         
                      2019年8月20日
岡山県最低賃金の改正に関する異議申し立て書

岡山市北区岩田町6-11
労働組合 岡山マスカットユニオン
執行委員長 清水 久美子

 中央最低賃金審議会は2019年7月31日、地域別最低賃金について、引き上げ額の「目安」を答申しました。岡山県内最低賃金については「C」ランクに位置づけ、「26円」引き上げとしました。それに追随する形で、8月6日、岡山地方最低賃金審議会は、県内の地域別最低賃金について現在の時間額807円から「26円」引上げの「833円」に改正するよう、岡山労働局長に意見を提出しました。8月1日の岡山地方最低賃金審議会の開始から1週間足らずという短い時間で、(8月6日非公開に行われた第4回目の)専門部会に丸投げした、真摯に審議したとは言えないような「答申」は、許し難いというほかありません。
私たちは、今回の意見に対し異議を申し立て、改めて以下の要求を提起します。
1:早急に最低賃金時給「1500円」以上とすること。且つその金額が、税および社会保険料などの公課を控除し
てもなお「1200円」以上であること。
2:いわゆる「非正規」雇用、短期雇用といった、雇用の不安定な労働者については、労働時間を短く抑えられて
いることが多いので、生活安定のため早急に最低賃金を1よりも大幅に高い水準とすること。
3:岡山県内に避難してきている東日本大震災被災者、昨年の西日本大水害によって生活基盤を破壊された被災者については、期間の定めのない直接雇用をされるまでの間、最低賃金を1よりも大幅に高い水準とする措置を早急に行うこと。
4:最低賃金審議会については早急に、(専門部会も含めた)審議の全面公開、公聴会の開催、議事録の全面公開など、開かれた運営方法に改める措置を早急に実現すること。専門部会への丸投げによる本審の省略を止め、審議に充分な時間を使うこと。
5:「ワーキングプア」とよばれる層の労働者と関わる機会が比較的多い合同・一般労組の代表者を、(専門部会も含め)審議会の労働者代表委員に選任・補任する措置を早急に実現すること。
6:できるだけ早急に、1から5の方向で(最低賃金の水準維持を直接の目的とした助成金制度の創設と一体で)全国全産業一律の新しい最低賃金制を確立するように、厚生労働省および中央最低賃金審議会に要請すること。

理由
1:憲法25条で定められた「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とは、労働者がただ単に「飢えて死ななない」最低限度であればよいのでなく、家族や友人と「ささやかなぜいたく」を楽しむことのできる生活基盤としての賃金が保障されるということである。
2:多くの労働者が、外注化・「非正規」職化、大規模災害に伴う解雇などによって不安定な立場になりつつあるなか、現在の最低賃金の水準ではとうてい安心して暮らすことができない。「最低賃金を上回っていても、最低限度の生活はできない」との声が社会には溢れているのが実情である。
3:2桁の引き上げとしたのは「大幅」であるとの印象を与えるかもしれないが、そうではない。時給「26円」の
引き上げは、労働者にとってほとんど利益にならない。現在も食料品や日用品、ガソリンなどの必需品価格は高騰しており、予定されている10%への消費税率引き上げなどのことも考えれば、労働者にとっては実質的な賃金引き上げとは言えない。
4:最低賃金の水準が低いままに抑え込まれていることが年金・保険制度の解体につながっている。
5:今日、雇用情勢は売り手市場と言われ、賃金が上昇しているように一部ではいわれているが、正規雇用は少な
く、多くが派遣、契約社員などの非正規雇用になっている。最低賃金は非正規雇用の労働者に適用されること
が多く、生活の安定をはかるには最低賃金の大幅な底上げが必要である。 
   
 以上

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