労働組合 岡山マスカットユニオン

派遣会社アイシはAさんに補償せよ 市町村は派遣会社を使うな!


私たち岡山マスカットユニオンは、2013年10月22日、岡山市長に申入れを行いました。

山陽新聞2013年10月24日(木曜)28p岡山市民版
山陽新聞2013年10月24日(木曜)28p岡山市民版@@
山陽新聞2013年10月24日(木曜)28p岡山市民版

現在、契約社員や有期雇用など非正規職労働者は、2000万人、労働者全体の3分の1に及んでいます。労働者を機械の部品のように低賃金でこき使ったあげく、必要がなくなれば切り捨てる非正規職化の動きを絶対に許すことはできません。私たちマスカットユニオンはすべての労働者が人として生きられる社会をつくるために、非正規職化に反対してたたかっています。
 Aさんは、岡山県緊急雇用対策事業である県立学校のICTサポーターとして働いていました。派遣元の株式会社アイシ・フュージョン・アソシエイツから、「今後6か月の雇用延長がある」との約束をされていたにも関わらず、2009年9月末に派遣先の学校から突然解雇されました。
 雇用契約違反の不当な解雇について誠実に補償をするようにと、私たちマスカットユニオンは団体交渉を申し入れましたが、アイシ側は私たちの交渉申入れに対して回答をはぐらかし続けたあげく、代理人の(倉敷市の土屋[ひじや]宏法律事務所の)弁護士を通じて団体交渉を拒否するという、非常識で労働組合法にも違反する対応をしました。
 私たちは岡山県労働委員会に救済を申し立てていましたが、今年3月26日に救済命令が出されようやく交渉が開始されました。8月9日の交渉で、私たちは解決案を提示し検討を求めました。その場ではアイシのOMS営業部長は誠実に検討することを約束していました。ところが、その後、OMS氏は回答をを引き延ばし続け、私たちからの連絡にも返事をしなくなっています。

自治体は派遣会社丸投げをやめろ!

アイシは、倉敷市選管、倉敷科学センター、県立図書館などの業務を数多く落札し、最低賃金すれすれの低賃金で派遣労働者をこき使うことで悪名の高い派遣会社です。
 問題の根本は、自治体が業務を派遣会社に丸投げしていることです。人間である労働者の賃金を「入札」によって安く決定する手法自体が、労働者の生活を圧迫し、人間をモノや奴隷のように扱うことであり、労働者の尊厳を傷つける行為です。自治体業務の民営化・外注化や公務員の全員解雇・選別再雇用を狙う道州制を先取りしたものです。
 Aさんの解雇問題のように、直接の責任を負う派遣先とは法的には団体交渉が行えないため、派遣先は一切責任を問われないまま、労働者が泣き寝入りを強いられることが少なくないのです。  私たちはアイシ・フュージョン・アソシエイツを、入札からただちに排除するよう強く求めます。自治体は派遣会社を使うのをやめ、必要な業務は正規職員を増員して行うよう求めます。

抗議先
(株)アイシ・フュージョン・アソシエイツ
代表取締役 神野俊夫
〒710-0837 岡山県倉敷市沖新町63番6 CMCビル1F
TEL:086-423-6831(代)
FAX:086-423-6833


申入れ書
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2013年10月22日

岡山市長
大森雅夫氏 様

   要 請

     労働組合 岡山マスカットユニオン
     執行委員長 清水久美子
     岡山市北区岩田町6‐11
     連絡先 090-4693-4984
     FAX 086‐806‐2292




 新たに岡山市長にご就任のこと心よりお祝い申し上げます。
突然ですが、私たちが新市長に緊急にお願いしたいことがございます。
自治体が公共の業務を派遣会社に請け負わせている今の雇用形態を改めていただきたいというお願いです。
人間である労働者の賃金を「入札」によって低い方向に決定するような手法自体が、労働者の生活を圧迫するだけでなく、人間をモノや奴隷のように扱うことであり、労働者の尊厳を著しく剥奪する行為に他なりません。現実問題としても、私たちが先般経験した一件のように、特に悪質な派遣会社が公共業務を請け負っても、労働法制上団体交渉ができず、自治体に対しては何一つ責任を問えず労働者側の権利を全く要求できない仕組みになっています。
以上のことに鑑み私たちは貴職に要請します。
 

      記


1.業務を派遣会社に外注することを止め、直接雇用に切り替えること。
2.派遣会社の違法行為に対する監視を市としても独自に強化すること。
3.悪質な風評のある派遣会社については、即時に入札から排除すること。

    以上

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