労働組合 岡山マスカットユニオン

最低賃金を「1500円」に!人間らしい生活をするには1500円は必要だ!

岡山地方最低賃金委員会 御中

                2017年7月20日

  「岡山県最低賃金」の改正に関する意見書

      岡山市北区岩田町6-11
      労働組合 岡山マスカットユニオン


私たちは岡山地方最低賃金委員会に対して以下の要求を提起します。

1:早急に最低賃金時給「1500 円」以上とすること。且つその金額が、税および社会保険料などの公課を控除してもなお「1200円」以上であること。
2:いわゆる「非正規」雇用、短期雇用といった、雇用の不安定な労働者については、労働時間を短く抑えられていることが多いので、生活安定のため早急に最低賃金を1よりも大幅に高い水準とすること。
3:岡山県内に避難してきている東日本大震災被災者については、期間の定めのない直接雇用をされるまでの間、最低賃金を1よりも大幅に高い水準とする措置を早急に行うこと。
4:最低賃金審議会については早急に、(専門部会も含めた)審議の全面公開、公聴会の開催、議事録の全面公開など、開かれた運営方法に改める措置を早急に実現すること。
5:「ワーキングプア」とよばれる層の労働者と関わる機会が比較的多い合同・一般労組の代表者を、労働者代表委員に選任・補任する措置を本年度内に実現すること。
6:できるだけ早く、1から5の方向で(最低賃金の水準維持を目的とした雇用助成金制度の創設と一体で)全国全産業一律の新しい最低賃金制を確立するように、厚生労働省および中央最低賃金審議会に要請すること。

理由

1:憲法25条で定められた「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とは、労働者がただ単に「飢えて死ななない」最低限度であればよいのでなく、家族や友人と「ささやかなぜいたく」を楽しむことのできる生活基盤としての賃金が保障されるということである。
2:多くの労働者が、外注化・「非正規」職化、リーマン・ショック以後の世界大不況、東日本大震災に伴う震災解雇などによって不安定な立場になりつつあるなか、現在の最低賃金の水準ではとうてい安心して暮らすことができない。「最定賃金を上回っていても、最低限度の生活はできない」(山陽新聞2013年8月7日)との声が社会には溢れているのが実情である。
3:企業に対しては既に様々な雇用助成金制度があるのに、最低賃金底上げの為の施策について考慮されていない労働行政は著しく不公平であると、私たちは感じていること。
4:消費税率引き上げなどによって食料品の価格は高騰していること。
5:最低賃金の水準が低いままに抑え込まれていることが年金・保険制度の空洞化、崩壊状態につながっている。
6:一昨年、2015年4月15日、渋谷で「ファストフードの時給を1500円にして」と要求するデモが実施され、デモを主催した「ファストフード世界同時アクション実行委員会」は、全世界でファストフード労働者の賃金が低く抑えられているとして「一生懸命働いているのに生活するのに十分な賃金を貰っていない」と訴えている。

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